女性に多い病気で、男性に起こるのは稀です。年齢を問わずかかりますが、若い方に多く見られます。女性の外陰部にいる細菌が尿道から入って膀胱粘膜に付着、繁殖して起こります。
通常は菌が入っても、膀胱の感染防御機構が働いて膀胱炎にはなりませんが、次のような要因が重なると膀胱炎になることがあります。
症状としては排尿痛、排尿時違和感、頻尿、残尿感、下腹部痛(違和感、鈍痛、張った感じなど)、血尿、混濁尿(白く濁っている)、尿臭が強い、などがあります。
検査は、尿検査と尿の細菌培養検査*で診断します。トイレで紙コップに尿を採って来ていただき、簡単な検査で膀胱炎の診断をします。結果は、すぐに出ます。
治療は、抗生剤を3~5日間、内服します。通常1~2日間で症状は良くなり、3~5日間の治療で治癒します。
*尿の細菌培養検査
膀胱炎を繰り返す方、自覚症状はあまりないのに、尿検査で異常を指摘される方などに、細菌の種類を調べる検査をします。
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